スタッフブログ

家を建てるときは教えてくれない家のメンテナンス・・・、給湯器や設備機器は古くなって壊れると交換が必要となんとなく分かっていても、外壁塗装が必要な時期は分かっておられない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

家の外壁は時間が経つにつれて劣化していきます。

ですが、外壁塗装を適切なタイミングで定期的におこなうことで、家を長持ちさせることができます。

外壁塗装は決して安い買い物ではありません。せっかくなので最適な時期に行いたいですよね。

このブログでは塗装のオススメの時期や季節などについてご紹介します。

1. 塗装のオススメの時期

国土交通省が公表しているデータによると日本の住宅寿命は約30年(建て替えをした住宅の平均築年数)一方で、アメリカは55年、イギリスは77年と日本の2倍の平均寿命となっています。

いくつか理由があり日本の高温多湿という気候の要因もありますが、メンテナンスをしながら住み続けるという習慣がないということが要因の1つになります。

欧米では、メンテナンスをしながら1つの家に長く住みます。

日本の実際の住宅の寿命については多くの研究結果があり、「中古住宅流通促進・活用に関する研究会」においても

「適切なリフォームやメンテナンスを前提とすれば、住宅は100年以上もつということを示すべき」と報告されています。

大切なお家に長く住み続けるために、定期的にメンテナンスをおこない、風雨・紫外線などから私たちも守ってもらう必要があります。

1 - 1.築10年で塗り替えが目安

日本の住宅の約8割が窯業系サイディングボードと言われています。

窯業系サイディングボードはセメントを主原料とした外壁材となっており、色やデザインの種類が豊富、耐火性が高いといったメリットがあります。 その反面、定期的なメンテナンスをしなければ、防水性を保てなくなるデメリットもあります。

窯業系サイディングの主成分であるセメントに防水機能はないため、工場出荷時に表面を塗膜で保護し防水性を持たせており、この塗膜が寿命(7~10年)を迎えてしまうと、防水機能を果たせなくなります。その他の外壁材もほとんどが同様の年数で防水性がきれてしまうため「10年に一度の塗装」が目安と言われています。

メンテナンスは防水機能が衰える前に早めにおこなうことが、窯業系サイディングを長持ちさせる秘訣です。

1 - 2.塗装に最適が季節はいつ?

次に外壁塗装に適した季節についてお話したいと思います。

一般的に春と秋は外壁塗装のベストシーズンと言われています。

天候が安定していて、気温・湿度ともに外壁塗装に適した日が多いためです。

基本的に以下の条件をクリアしないと外壁塗装・屋根塗装はできません。

  • 気温5度以上 
  • 湿度85%未満

以上のことから分かるように、大阪ですと雨の日か、真冬の本当に寒い限られた日しか塗装できない日はないのです。

また雨の日や気温5度以上ない場合でも、高圧洗浄や塗装以外の作業ができる場合もあります。

2.それぞれの季節のメリット・デメリット

いつでも塗装できるのであれば、いつすればいいの?と決めかねてしまいますよね。

それぞれの季節にメリット・デメリットがありますのでご紹介します。

■春

メリット: 気温・湿度共に安定して、湿度が低いことから塗料がよく乾き、工事にはベストな時期。

デメリット: 春雨前線により天気が不安定で、雨となる可能性がある。

■梅雨

メリット: 閑散期になるので、業者の予約がとりやすく割引きしてもらえるケースもある。

デメリット: 梅雨前線による長雨の可能性がある。

■夏

メリット: 気温が高いので塗料がよく乾く。

      日照時間が長いので作業時間が長くとれる。

デメリット: 台風、ゲリラ豪雨の可能性がある。

       塗装工事中は窓を開けれないのでエアコンが欠かせない。

メリット: 気温・湿度共に安定して、湿度が低いことから塗料がよく乾き、工事にはベストな時期。

デメリット: 人気の時期になるので、希望通りの時期に工事ができないことがある。

       台風のシーズンになる。

■冬

メリット: 養生で窓を閉めたままでも、支障がない。

デメリット: 日照時間が短くなるので、作業時間が他の季節に比べて短い。

このように、各季節にメリット・デメリットがあります。

いつ塗装が行うのがいいのかは、例えば、お盆やお正月に人が集まるご家庭でしたら、それまでにお家を綺麗にしておきたいと思われる傾向にあります。

それが、春と秋が塗装工事が人気時期である理由の1つになりますが、各季節のメリット・デメリットに合わせて、各ご家庭のイベントに合わせて決められるのがいいでしょう。

3.外壁にこれが出たら要注意「外壁劣化のサインは?」

具体的に外壁がどのような状態になったら、外壁塗装すべきなのか分からない方も多いのではないでしょうか?

次に外壁塗装をすべき劣化症状をご紹介します。

3 - 1.外壁の汚れや色あせ 

■ 劣化進行度「低」

外壁の汚れの原因は排気ガスや土埃、雨だれなど様々で、これらは緊急性は低いため経過観察でも問題ありません。

外壁は、紫外線や雨風の影響を受けて少しづつ劣化していきます。

外壁の色あせはほとんどの場合、この経年劣化が原因です。

塗装が劣化することで起こるのが、塗装成分の分解です。劣化の進行によって、ある程度、塗装成分の分解が進むと、サイディングの色あせが目立つようになるのです。

3 - 2.チョーキング現象 

■ 劣化進行度「中」

外壁を触ったときに白い粉が付いたことはないでしょうか?

こちらが「チョーキング現象」といい、外壁のチョーキング(Chalking)とは、表面の塗装(塗膜)が劣化して、チョークのような粉が表面に浮き出る現象のことです。

チョーキングが起きているということは、外壁の防水性が著しく低下しているサインとなります。

早めのメンテナンスが必要です。

3 - 3.ひび割れ(クラック)

■ 劣化進行度「高」

外壁のひび割れのことを「クラック」といいます。

外壁に、髪の毛の細さ程度の(0.3㎜以下)ひび割れをヘヤークラックといい、0.3㎜以上のひび割れを構造クラックといいます。

構造クラックと呼ばれる建物の防水性に危険性があるひび割れがある場合は、早急なメンテナンスが必要です。

クラックを放置しておくと、ここから雨水が侵入し、雨漏れの原因となり、また建物の構造部分を劣化させてしまいます。

3 - 4.塗膜の膨れ・剥離

■ 劣化進行度「高」

外壁の塗膜が膨れていたり、剥がれていることはありませんか?

最初は外壁塗装の一部が浮いているだけだったとしても、放置すると剥がれや膨らみが広がっていき、最終的に一番下の層の塗装も剥がれてしまいます。こちらも早急なメンテナンスが必要です。

また、外壁塗装から1年以内に膨らんでしまった場合は、塗装業者の不備が考えられます。

保証期間内であれば無料で再塗装してもらえるケースもあるので、早めに連絡しましょう。

3 - 5.シーリングの剥がれや割れ

■ 劣化進行度「高」

外壁には、建物の壁と壁の隙間である目地と呼ばれる部分に埋めるクッション材のような役割のあるゴム製の樹脂を使っています。これをシーリングやコーキングといいます。

こちらも経年劣化によって、ひび割れたり、剥がれてきます。

剥がれてくると目地のあいだから雨水が侵入する恐れがあります。

このように、外壁の劣化には様々なサインがあります。

進行度の高い劣化のサインがあるようでしたら、早急に専門家に相談することをお勧めします。

まとめ

外壁の劣化には様々なサインがありますが、ご自身で判断されるのは難しいこともあると思います。

はなごうでは無料の外壁屋根診断・見積もりを行っています。

図面を作成し、劣化状況を「外装劣化診断書」にして報告し、専門家が分かりやすく説明させていただきますので、お住まいの家の状態をきっちりと把握していただけます。

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※一部抜粋

プロタイムズ高井田店(株)はなごうでは外装劣化診断士・雨漏り診断士が誠心誠意対応致します。

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診断・ご相談は無料で行っておりますので、まずは下記フォームよりお問い合わせください。


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執筆者/監修者

澤田 ひかりお客様サポート係

外装劣化診断士
増改築相談員
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